読んだ本

読んだ本の感想を書いていきます

運命を創る

 みなさまあけましておめでとうございます。

無事2021年を迎えられたことに感謝です。

今年はどんな年になるでしょうか?

私はのらりくらりと生きていくことにします~

 

記念すべき2021年の1冊目はこちら。

運命を創る

運命を創る

  • 作者:森 信三
  • 発売日: 2011/09/16
  • メディア: ハードカバー
 

 

小学生以来の課題図書を与えられまして、この本もそのうちの一つです。

 

森信三先生が師範学校で講義していた際の講義内容を記したものだそうです。

 

しょっぱなで「生を与えられていることに感謝すべき」とか、他にも「神が~」という文章があったりで、正直な感想は「ちょっときもちわるいなぁ」でした。

昭和12年~14年だそうで、時代的にはかなり昔なのでそのあたりの背景などが感覚の差として出たのでしょうか。

 

ただ、共感というか、腑に落ちる部分もそこそこにありました。

この読書が、われわれの人生に対する意義は、一口で言ったら結局、「心の食物」という言葉がもっともよく当たると思うのです。

(中略)

だが同時にここで注意を要することは、われわれの日常生活の中に宿る意味の深さは、主として読書の光に照らして、初めてこれを見出すことができるのであって、もし読書をしなかったら、いかに切実な人生経験といえども、真の深さは容易に気づきがたいと言えましょう。

 

これはまさにそうですよね。受け皿をひろげるというか。

他人の頭の中を覗き見ることで、自分の中になかったものを取り入れられるわけですから。

と、ろくに読書してないやつが言ってます。

RHYMESTER宇多丸さんは映画をめちゃくちゃ見てますが、「他人の人生を疑似体験している」的なことを言ってた気がします。

受け皿を広げるとともに、それ自体が人生経験になるので、創作物に触れるということはかなり重要だよなと最近感じています。

 

「仕事は80点でも仕上げる速度が大事」とか、「人生は正味三十年」などなど

よく聞く話も書かれており、こういったことはこの時代からあったのだなと。

 

私自身が宗教とか哲学的なものに慣れていないことがわかりました。

まだまだ課題図書はありますのでガンガン触れていこうと思います。