読んだら忘れない読書術
みなさんはじめまして。
このブログでは私が読んだ本の感想等をひっそりと書いていくことにします。
記念すべき(?)最初の本はこちらです。
『読んだら忘れない読書術』 樺沢紫苑
何を隠そう、こういった形で読んだ本について記そうとしたのも、これを読んだことがきっかけです。
著者は精神科医の方。
読書することのメリットを提示しながら、脳科学的なアプローチも交え記憶に定着させるための読書の方法が書かれています。
"1年たって古くなるのが「情報」10年たっても古くならないのが「知識」です。"
ネットで得られるものを「情報」、本から得られるものを「知識」と例示。
「情報」を分析、整理、理解したものを「知識」だと位置づけています。
成長には「知識」が必要であり、本から「知識」を得ることが一番効率的と述べています。
私の専門分野もインターネットで多くの「情報」が転がっています。そして、その「情報」が一人歩きしてトンデモ理論的に拡がっていることもしばしば。
冷静に「知識」を得る、もしくは構築することを心がけていきたいですね。
「議論できる水準」にまで内容をきちんと理解するように「深く読む」読み方。
こうした本の深い部分までを理解する読み方に、私は「深読」という新しい言葉を使うことを提案したいと思います。
本書の肝はこの部分であると感じました。
この本は「深読」するための読書術が並べられているとも言い換えられるのではないでしょうか。
効率的に成長するため、「知識」をいかに効率よく自分のものにしていくか。
そういった本の読み方が提案されているのでしょう。
肝心の読書術はさまざまな方法が挙げられています。
まずは「脳内物質読書術」。
著者の別の書籍『脳を最適化すれば能力は2倍になる!』を以前読んだことがあるのですが、やはりこういった人体のしくみ的な分野には興味をそそられてしまいますね。
アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミン、エンドルフィン、オキシトシンを分泌させながら物事をおこなうと記憶に定着しやすいそう。
たしかに、ワクワクドキドキして読んだ漫画はかなり詳細まで記憶に残っていることがありますよね。
感情を揺さぶられる本に出会うだけでなく、自らの心の持ちようでこういった部分をコントロールする(つもり)で読むことも重要なのですね。
さらに、このブログのきっかけとなった「アウトプット読書術」。
1週間に3回アウトプットすると記憶に定着しやすいという脳の性質を利用するのがこの読書術。
このように読んだ感想・レビュー等を発信することも一つのアウトプット方法と挙げられています。
その他にもマーカーを引く、人に勧めるなどのアウトプット方法が同様にあげられています。
勉強で言えば単語や解法をインプットし、テストで解答することでアウトプットするみたいなもんですよね。
学生時代は何気なくやっていたことですが、学校を離れると強制的にアウトプットする場がなくなるので、自ら意識的に行う必要があり、なかなかスタミナがいることだと思います。
仕事関連の知識であれば仕事の場でアウトプットすることが可能ですが、幅広い知識を定着させるためにもこういった場を設けて積極的にアウトプットしていきたいですね。
プットプットうるさいなこいつ。ブログもいつまで続けられるか見ものです。
このほかにもいくつかの読書術が挙げられています。できるかぎり多く実践していきたいです。
巻末には著者のオススメ本も掲載されているのでそちらも興味ある本は読んでいく所存であります。
ダラダラと長く内容のない文章になってしまいましたがこんな感じでいいんですかね。
とりあえずは継続することを目標にしていきます。「継続は力なり」。